introduction

駅から会場まで続く、何も無い道を俺は一人で歩く。
鈍色の空、吐く息も白い。冬将軍を迎えるのには御誂え向きだ。
      
俺達は兵士だ。
最新式兵器(リウム)を隠し持ったSwichblade Metal Kids。
与えられた識別番号は「050306」。
この数字の意味を知っているのは、俺達を操る意地悪な大人だけ。
             
これから戦いが始まるというのに、
俺はJet Cityに残してきたあの娘(イメージCV:能登麻美子)を思い出していた。
二人で誓い合った小さな約束、それが今の俺を支えてくれる。
     
     
「この戦いが終わったら、俺の故郷のフロリダで一緒にタコス屋をやらないか?」
     
         
「謹んでお断りいたします」
    
     
そして評決のベルが鳴る。